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蛙化現象はいつからある?いつから流行った??

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「昨日まで、あんなに好きだったのに」
「特別なことをされたわけでもないのに、急に無理になった」

恋愛の中で、こんな説明できない体験をしたことはありませんか?

相手が何か失礼なことをしたわけでもない。
嫌いになるほどの理由もない。
それなのに、気持ちだけがスッと冷めてしまう・・・。

この、どう言葉にしていいかわからない感情に
名前を与えたのが「蛙化現象(かえるかげんしょう)」です。

今ではSNSで当たり前のように使われ、
「それ蛙化じゃない?」「完全に蛙化した」という会話も珍しくありません。

そんな蛙化現象について、この記事では、「いつから蛙化現象があるのか?」「いつ頃から流行った?」について、蛙化現象という言葉が生まれた意外な原点から見ていきましょう。

目次

蛙化現象はいつからある言葉?

「蛙化現象っていつからあるの?」

結論を先に言うと、蛙化現象という名称そのものは比較的新しいものの、それを説明する感覚や体験自体は昔からあるといえます。

そして言葉の誕生と、言葉が広まるステップを分解していくと、「学術的命名が行われる → ネットで認知される → SNSで日常語化される → 短尺動画等で爆発的に拡大!」というフェーズを踏んでいます。

言葉の生まれ方にも注目してみると、普通、新しい言葉は「若者の間で生まれて拡散→メディアに取り上げられて全国化」というルートをたどることが多いですよね。

しかし蛙化現象については、学術領域でまず命名され、それが時代を経て一般に広まったという経緯を持っています。

蛙化現象という言葉は「起源は比較的新しいが、表す現象自体は普遍的」であり、言葉の受容が起こったのは現代のメディアと恋愛の文脈が整った結果ということになります。


蛙化現象は2004年に生まれた?

ここでは蛙化という言葉が学術的にどのように生まれ、どんな意味合いで使われていたかを丁寧に説明します。

2000年代初頭、恋愛心理の研究においては、個人の内面的な心の動きを丁寧に記述するフェーズに入っており、その中で「ある特定のタイミングで感情が反転する」現象が繰り返し報告されていました。

研究者たちはこれを分類・命名する必要に迫られ、「蛙化」という比喩的で記憶に残る言葉を採用しました。

そして、2004年に藤沢伸介さんが『女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象』を発表。

蛙化現象というネーミングには、単なる語感の良さ以上の意味があります。

「カエルの王子様」の童話の中で、王子様だと思っていた人が、ある瞬間に“カエル”に見えてしまう。

蛙化現象には、恋心によって「対象を理想化する」というフェーズと「現実との摩擦を感じる」フェーズという2つのフェーズがあることをうまく表現しています。

つまり、蛙化は「相手が本質的に悪い」のではなく、「自分の中で理想像と現実がぶつかることで生じる感情の変化」を指しているのです。

論文の中では、蛙化を「非難すべき行為」ではなく「理解・分析すべき心理現象」として位置付けられ、上手く定義されたといます。

蛙化現象が生まれた行われた最も古いSNS投稿は?

蛙化現象の投稿が行われた最も古い投稿や発言について調査しました。

しかし、掲示板の投稿や、Twitter(X)・Facebook等のSNSの投稿を確認しましたが、現時点では最も古い投稿は2018年前後であり、それ以前に行われた投稿は見当たりませんでした。

SNSだけでなく、メディア記事等の記載についても、蛙化関連の単語(「蛙化」「蛙化現象」など)が使われ始めたのは2019〜2021年ごろからだと言えそうです。

2004年に藤沢伸介さんが論文を発表する以前には、蛙化現象という言葉が使用された形跡はなく、SNS等の投稿により自然発生的に生まれた言葉ではないようです。


SNSで日常語化したのは2019〜2020年ごろ?

藤沢伸介さんの論文による「蛙化現象」の命名から一定の時間が経ち、SNS等の普及につれて、この言葉はゆっくりと一般に浸透していきます。

まさに、2019〜2020年あたりが転換点でした。

この時期のSNSは「短い本音」「あるあるネタ」「共感」がポイントです。

人々は完璧な自分を見せる投稿よりも、ちょっとダークな本音や恥ずかしいエピソードに反応しました。

蛙化はまさにその種の「言いにくいけど誰かに聞いてほしい」体験を一言で表せる言語でした。

告白される、好かれる、といった“他者からの好意がトリガーになるケースをはじめ、些細な行動で冷めるケースまで、様々なニュアンスを含めて投稿されるうちに、単語自体の使用範囲も広がりました。

SNS上での拡散の仕方はこんな感じです。

個人投稿→共感が集まる
あるユーザーが「告白された瞬間に蛙化した」という本音を投稿すると、似た体験をした人たちが「わかる」と反応します。

ミーム化→テンプレ化
「蛙化あるある」フォーマットが生まれ、別の人が自分の体験を同じように投稿して二次創作を拡散します。こうなると言葉は一気に若者語としての強度を持ちます。

メディアで取り上げられ、浸透
個人の発言が増えると、メディアや女性誌等で「蛙化って何?」という解説記事が増加しました。ここで心理学的背景や対処法が紹介され、言葉の意味が一般層へ浸透していきます。

掲示板での深掘りが行われた
匿名掲示板で蛙化現象の相談スレが立ち、原因分析や対処法が議論されていきました。これにより言葉の扱われ方がさらに肉付けされ、他のSNSへ戻って“再拡散”されるというループが形成されることに・・・。

こうした流れにより、蛙化現象という言葉が育っていったといえます。


2023年に大爆発!

2019〜2020年に定着しつつあった蛙化現象は、2023年に劇的なブレイクを迎えました。

まず最大の要因は、短尺動画の力です。

TikTok、Instagram Reels、YouTube Shorts等のショート動画は「瞬間の感情」を映像で伝えることに長けていおり、蛙化現象はまさに「ビフォー・アフターの瞬間」を描くのに向いているネタだと言えそうです。

たとえば、「大好きだったのに、一瞬の行動により蛙化現象が起こる!」等の動画は、動画編集により一気に「蛙化した瞬間」が伝わります。

視覚的に伝わるため、テキストだけより共感の速度と広がりが段違いに速くなりました。

2023年はインフルエンサー文化が「ネタのトレンド化」を加速させる段階として成熟していたため、さらに、「有名なクリエイターが蛙化現象ネタを面白おかしく動画にし、それがすぐにチャレンジ化し、他のユーザーが模倣動画を作る」

といった拡散と模倣が、言葉を全国区に押し上げたといえます。

加えて、メディアが「2023年の流行語大賞」の候補として蛙化現象を取り上げたことにより、若者以外の層にも認知が一気に広がったのです。

この際、蛙化現象には、1つの大きな変化が起こりました。

それが、「意味の拡張」です。

学術的には限定的な定義(片思い→両思いで冷める)だった蛙化が、SNSで「付き合ってから冷める」「ちょっとした癖で冷める」といった広義の意味での「冷め」を表す言葉に拡張しました。

2023年は、デジタルでの生活が中心のため、個人の感情をSNSに投稿し、相手の些細な習慣や言動等が言語化されてより露呈しやすくなったことも、蛙化現象が広まる下地となっていたといえそうです。

最後に(全体のまとめ)

長文を読んでくれてありがとう。要点をもう一度短くまとめますと:

  • 蛙化現象は藤沢伸介さんが『女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象』の論文により、命名されました。
  • SNSの普及により2019〜2020年ごろに日常語化が進み、個人投稿や掲示板での共感が拡散を後押ししました。
  • 2023年に短尺動画とトレンド文化の相乗効果で全国区になり、流行語大賞への選出により、一般化していきました。
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